人生の中の15分間

かんそうぶん

動物人間/岡田卓也

「トラウマになる漫画紹介」的な物を見ると

割と載っている事の多い漫画。

描かれる動物の緻密さは結構凄い。

作者さんは解剖学的な所見もあるのかしら。

都合上、動物達はナイフとフォークを持つので

手の造作が気になったけど、そこも注目ポイントかと。

 

内容は私達人間が動物達にしている事の

ほぼ反転。

これを単純に「ヒドイ!グロい!」と素直に思える人は

ある意味純粋なんだと思う。

 

第2話以降は物事のルーツについて話が進んで行く

1番小さい社会は家庭だと言うが

そこに「愛」が介在したとしても(悲しいかなしない場合もある)

社会の中は常に搾取する側とされる側に分かれており

小さな分子から大きな銀河系まで

その輪の繰り返しなんだなと思ったり。