おはしは今日も悩んでいる。
って、既に20年は生きてるであろうおはし
とっくの昔に化け猫である事はバレていて
家族が家族でいる為に
おはしはバレない様に、家族はバレている事がバレない様
それぞれが気遣うお話し。
化け猫になったとは言え、歴が浅く
様々な風習の意味は分からず
でも家族を守ろうとする所や
欲望に負けてしまう所がほんと猫。
仮に化け猫じゃなかったとしても
大変良いハウスホールドキャットであった事は
間違い無いと思われる。
猫は猫なりの理屈で生きてるもん、
人間世界の事でわからない事が多くても仕方ないよね。
わたわたと猫っぽく振る舞い、ちょっと失敗しつつも
言葉で伝えたらマズい!と危機を知らせるおはしに
お母さんの「別に喋ってもいいんだけど」
のくだりがだいぶツボでした。
絵はちょっとホラー漫画にありがちな
おどろおどろしさがある物の
ハートフルな内容で続刊が非常に楽しみ